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【未読の方必見!】本屋大賞受賞作家が描く、幸せとは何かを問う超感動作!【滅びの前のシャングリラ】


こんにちは!ピースフルです(*^^*)

日々生活していく中で、うまくいかないことが続いたり、嫌なことがあったりした時って落ち込んでしまいますよね。
中には何も悪いことをしていないのに理不尽な扱いを受け、行き場のない怒りや屈辱でどうしようもない気分になってしまったり…。
そんな時、誰しも一度はこんな風なことを思ったことがあるのではないでしょうか?

地球滅びないかな
人類滅亡すればいいのに

子供の頃は特に、こういうことを軽い気持ちで考えていたりしませんでしたか?
今回は、そんなことを考えたことのあるあなたに是非ともオススメしたい本をご紹介したいと思います。
これを読んだら、人類滅亡や地球の崩壊を願っていたあなたが、幸せについて考えること間違いなしです!!

滅びの前のシャングリラ


出典元-Ameba フィギュアスケート応援したい(くまはともだち)(https://ameblo.jp/inakoshi17/entry-12632663069.html)

作品詳細
出版社:株式会社中央公論新社
発売日:2020年10月 
定価:1550〔税別〕
ISBNコード:ISBN978-4-12-005340-5
※本作は単行本初版限定でスピンオフ短篇「イスパハン」が特典として封入されています。
※本作では語られなかった、ある人物の物語が描かれています。

こちらは、凪良ゆうさんが本屋大賞受賞後初の出版となる作品。
発売前の予約時点で異例の10万部を突破し、大重版した大人気&大注目作品となっています。

この本の著者である凪良ゆうさんは滋賀県生まれの小説家で、BL作品を10年近く執筆する一方、2006年に「恋するエゴイスト」でデビューし、2007年の「花嫁はマリッジブルー」が初著書となります。
BL作品以外の本も出版しており、2019年に出版された「流浪の月」で第17回本屋大賞を受賞しました。

そんな凪良さんの作品にはどこか一貫しているところがあり、何かしらの「生きづらさ」を抱えた、世間とは相いれないマイノリティな人たちのお話が中心となることが多いです。

・コンプレックスから、人との間につい壁をつくってしまう
・みんなと違う私は普通ではないんじゃないか
・周りとうまくなじめていないような気がする

こんな風なあなたのその「生きづらさ」。凪良さんの作品を通して、あなた自身がそれらを個性として受け入れられるようになり、少しでも前向きに生きていけるようになって頂ければいいなと思います。

本屋大賞とは?


本屋大賞とは、書店員の投票だけで選ばれる賞です。
新刊書の書店(オンライン書店含む)で働く書店員の投票で決定するもので、過去1年の間に書店員の方が読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」といったような本を選び投票して決めている賞になります。

ちなみに、凪良ゆうさんが受賞した作品である『流浪の月』は、小学生の更紗さらさと、大学生の文ふみが出会い、とあるきっかけで一生消えることのないデジタルタトゥーを押されてしまう。
愛ではない。けれど傍にいたい。
恋愛感情もないけど、友達でもない、でも一緒にいたい。そんな感情に一体何と名前をつけたら良いのでしょうか。そして世間からの「善意」や「いたわり」を捨てた二人の行く末はどうなってしまうのか。
もし少しでも気になったら是非一度手に取ってみてください。
読み始めたら最後、今まで見ていた世界がちょっと違う角度から見れるようになります(*^-^*)

あらすじ


江那友樹17歳。クラスメイトからいじめを受けていて、屈辱や怒りを感じたら妄想の世界に逃げ込み、彼らに呪いをかけてやり過ごす日々を送っていました。(もちろん本当の呪いではない)
そんな日々にも限界を感じ始めた頃、世界中にある重大ニュースが駆け巡ります。

一か月後、小惑星が地球に衝突します。

始めは信じる人も少なかったものの、突然の学校休校、職場の臨時休業等からどんどん現実味を増していき、人類滅亡を前に世界は少しずつ狂い始めます。
略奪、強盗、殺人、レイプ。
もはや常識が常識でなくなり、何でもアリになった世界で滅びを前に4人はいったいどうなってしまうのか。その結末を見届けるまであなたもきっと目が離せなくなることでしょう。
※このお話は4人の視点から描かれる四篇連作作品です。

登場人物


江那友樹
17歳。ぽっちゃり体型で、運動や勉強は中の下、もしくは下の上。スクールカーストではなぜかいつも下の階層にいます。そのせいか学校でいじめを受けている彼ですが、怒りや屈辱に負けそうな時は、空想や妄想の世界に逃げ込んでやり過ごす日々を過ごしていました。
それももう限界に近づいて来た頃、人類滅亡のニュースが流れます。
残り一か月の突然の余命宣告を前に、好きな女の子を守るため、一番危険な場所と化してしまった東京へ一緒に旅立つ決意をします。

藤森雪絵
17歳。スクールカーストでは上の階層の中でもさらに上の特上に入るほどの学校一の美少女。当然モテるのですがサッカー部のイケメンエース先輩が告白にもたついた時もあっさり撃破し、その格上感は揺るぎないものに。
そんな彼女ですが、いくら周りが東京は今一番危ないからと引き留めても、どうしても東京に行きたいのだと、一人でも東京に行く決意をします。

目力信士
40歳。とあるヤクザの伝手のおかげでバカラ屋の店長として働いていましたが、腕っぷしの強さを買われある条件と引き換えに大物ヤクザを殺害してしまいます。
カッとなるとすぐに手が出てしまう性分で、自分の頭で難しいことを考えることが苦手。20年前に逃げられた女の名前を、左胸の上にタトゥーを入れていて、今でも寝言で呼んでしまうほど惚れ込んでいました。

江那静香
女手ひとつで友樹を育ててきた友樹の母親。女の人にしてはサッパリした性格で、昔はヤバさ全開のヤンキーだったこともあり、口も悪いし性格もきついところがあるが、息子への愛情の深さはそこらの親には引けを取らない、愛情深い女性。

オススメポイント


  • 幸せとは何か、生きることの意味について考えさせられる
    人類滅亡を言い渡される前のいつも通りの生活で、「心のどこかで何かを諦め、無難に生き続ける状況」と、滅びを前に自分の本当に大事なものに気づき、向き合い、乗り越えた先で「最高の幸せが手に入ったのに、それもあと少しで終わってしまう状況」果たしてどちらの方が幸せなのでしょうか。
  • 凪良ゆうさんが2か月もかけて書いた圧巻のラスト3ページ。
    著者である凪良ゆうさんが2か月もかけて、悩みながら書いたという最後の3ページ。その最後は申し分なく、
    終わらないで。
    この時間がいつまでも続いて欲しい。
    そんな風に何度も何度も思わせてくれます。あまりにもリアリティのある凪良さんの世界観から、読後しばらくその余韻から抜け出せなくなります。

  • 4人の視点から描かれる4篇連作作品であること。
    4人それぞれの視点から描かれることによって、それぞれの登場人物の背景や想いがより深く描かれているので、1人の視点からではわからなかったであろうそれぞれの背景や想いを際立たせてくれています。
    4人の内の最後の1人は意外な人物で、読んでいて良い意味で期待を裏切られ、最後の瞬間まで一気に駆け抜けていきます。
    疾走感のある構成にきっとあなたも目が離せなくなるでしょう。
  • 初版限定でしか手に入らない「イスパハン」
    『滅びの前のシャングリラ』のスピンオフ短編。
    イスパハンとは濃いピンク色のマカロン生地に、薔薇の風味を加えたクリームをサンドしたものが代表的なスイーツ。
    こちらはある人物の視点から描かれた短編小説になるのですが、本編読了後に読むと、より世界観が深まるように感じました。
    初版限定ですが、これを読んで本当に完結した。という感覚になります。
    イスパハンというスイーツにもどう関わっていくのか注目です💡
  • 容赦なく書き綴られ、繰り広げられる凪良さんの世界観。
    冒頭の3行から物語に引き込まれ、そのままラストまで読者を引き込み続けられる文章の強さには本当に圧倒させられます。
    読み始めたら目が離せなくなり、気づいたら最後まで一気に読み終えてしまったという人も多いようです。もちろん私もその一人(笑)
    途中休みを入れても続きがどうしても続きが気になってしまい、ページをめくる手がとにかく止まりませんでした。
    フィクションだとわかっていても、コロナウイルスで世界がパニックになっていた頃とどこかリンクしている部分もあり、リアリティも申し分ないです。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
1か月後にいきなり人類が滅亡するなんて言われたら戸惑ってしまいそうなものですが、滅びを前に光を見ている彼らを見ていると、「幸せって一体何なんだろう」「まだ生きていられる私たちに出来ることは何だろう」等、本当に色々なことを考えさせれました。
「今」がくすんで見えている人も、そうでない人も、この本を通してあなたならではの「光」を見つけられたらいいなと心から思います。
「明日死ねたら楽なのに。」その明日がいつくるのかわからない。そう思って今を生きることが大切なのだということに気づかせられる作品でした。
どうかこの作品が1人でも多くの方に手に取られ、1人でも多くの方の心に響いてくれますように。


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